M&Aとは

M&Aとは「Merger and Acquisition」の略称です。直訳すると「(企業の)合併・買収」という意味になりますが、通常は、株式譲渡や事業譲渡、資本提携等を含めた広い意味での企業提携の総称として使われています。
すなわち、自社に不足している経営資源(ヒト、モノ、カネ、技術、情報等)を補うために、または事業の再構築や後継者問題の解決のために、経営権や事業資産を譲り受けたり、譲り渡したりすることをいいます。

(1)中小企業のM&Aの実態

新聞紙上で報じられるM&Aは大企業がおこなう大規模なものがほとんどで、中小企業(非上場会社)のM&Aはほとんど報じられていません。しかしながら、近年は年間2,000件を越える中小企業M&Aが行われており、その件数は年々増加しています。
現在では、各地の商工会議所や地域金融機関、専業の民間業者等多くの機関が「中小企業のM&A支援」を手掛けており、「中小企業のM&A」は広く認知されつつあると言えます。

(2)中小企業がM&Aを行う理由

《よこしん》によせられるM&Aのご相談動機のほとんどは次の2つです。

譲渡側
: 後継者問題の解決
譲受側
: 事業拡大、多角化の早期達成