事例-1

平成13年6月

金属加工業を業とする月商3,000千円の有限会社が後継者難により出資金譲渡
買い手は同じ工作機械を使っていた近隣の同業者 当金庫とは30年来のお取引先であるA社(M&A被買収希望企業)は業歴40年、月商3,000千円、従業員3名で金属加工を営んでいました。事業は盛業でしたが、代表取締役I氏は78歳と高齢で、これまで再々後継者を模索してきましたが、うまくいかず《よこしん》M&A仲介サービスを利用することを思いつきました。 方法として、出資金(株式会社の資本金に該当)全額を売却し代表取締役は引退しようというものです。また、引退する時にはいまある金融機関からの借入金は連帯保証人をはずれたいというのが希望でした。 A社本店所在地から車で10分圏にある当金庫のお取引先で買い手を探してみたところ、A社と同じ工作機械を使っていたM社が手をあげてくれました。M社はA社の受注先2社が上場企業の子会社で受注が安定していたこと、A社の従業員はA社の代表取締役が高齢であるところから自らの雇用に不安を持っていましたが以前と同様の雇用条件で雇用されることになったこと、I氏は3年間を今の会社で働きその後引退という計画ができたこと、等の好条件で話し合いがつき無事にM&Aが成立しました。 手数料については、買収会社、被買収会社と良く話し合い全員納得のうえ決めることが出来ました。 後継者対策はどのような企業でも存在する頭の痛い問題ですが、M&Aを活用することにより上手く切りぬけることができる良い例だと思います。また、買い手にとっては短期間の内に事業規模の拡大や事業の多角化が図れます。 M&A成功のポイントはまず《よこしん》M&A仲介サービスに相談なさることです。