事例-31

平成28年12月

 老舗運送業甲社が、衣料品販売業(乙社)の株式を100%取得し、自社の経営方針に沿った新事業への進出を果たしました。

  甲社(運送業)は、今後の事業展開のテーマとして衣食住に関わる事業に高い関心を抱いていました。一方、神奈川県内にてオーダーメイドの商品を主力とするアパレル店経営の乙社社長は、新規出店の計画を進めており、事業の理解を得られるスポンサーを探していました。
  甲社の要望を聴いた当金庫の営業担当者が、乙社に紹介を打診したところ、乙社社長としても、自身が築きあげてきたブランドをなんとしても維持存続させていきたいとの強い意向を持ち、安定した資金供給を得られる手段を求めていることが判明しました。
  当初は、ビジネスマッチング事業の一環として両社を紹介した事案ですが、お互いのニーズがM&Aに発展し、株式譲渡契約の成約に至ったものです。