事例-6

平成15年11月

被買収企業の代表者は61才。産業用ロボットのメンテナンスを主力業務とし、大手機械メーカーから直接注文を受けていた。代表者は第2の人生を農業に求められ、早期の退任を希望されていた。 買収企業は同業の上場企業。当初から買収企業、被買収企業の代表者ともに経営方針に近いものを感じられ、スムーズに交渉が進んだ。被買収企業甲社は月商約50,000千円、借入金も少なく財務内容は良好であった。当相談室としては事業規模が甲社の10倍以上の同業者を中心に、買収候補企業を探し上場企業である乙社を探し出した。交渉は順調に推移したが、甲社の主力受注先の引継がスムーズに出来るか否かが問題となった。種々議論を重ねたが、主力受注先である大手機械メーカーの協力を得ることができ成約に至った。